SYNCROOM(シンクルーム)を楽しむコツ& ラグ (遅延)との付き合い方

本ページはプロモーションが含まれています

どうしてもラグ(遅延)が気になる!

スタジオなど主に現場でセッションをしている方はSYNCROOM(シンクルーム)ラグ(遅延)がどうしても気になっちゃう方も少なくないと思います。

ラグ(遅延)といっても「マイクや楽器からPCへの遅延」と「PCからPC、つまりSYNCROOM(シンクルーム)における遅延」があり、前者は前回の記事でも触れたようにオーディオインターフェースが必要だということがわかりました。

詳しくはこちらをどうぞ

後者の遅延に関しては、公式からもあるように「光回線で有線」が推奨です。インターネット回線を光回線などのブロードバンド回線、PCへの接続はwi-fiとかではなく有線LANで接続しようってことですね。

環境はクリアしてるんだけど
どうしても気になっちゃう、、、

そうだよね、PCじゃそもそもゼロレイテンシーっては現状無理なんだよね。
あと距離も物理的に離れてるから多少の遅延は仕方ないんだ…

でもね、ポイントを抑えたら意外と慣れるのも簡単!
知っておいて損のないコツも紹介していくね!

SYNCROOM(シンクルーム)セッションの際のあわせるポイント・コツ

ホストがひっぱる

あれ?!ちゃんとしたテンポで始めたハズなのに、いつの間にかこんなにモタってる…

こんなことがよくあるかと思います。どうしても遅延があるのでみんながみんな誰かに合わせようとした結果、テンポ自体が下がっていってしまう…。通常、バンドなんかでは「ドラムやベースなどリズム隊に合わせろ」なんて言われますが、ドラムの方も遅延があると自分をキープするのは難しいんです。

追いかけたり待ったりした結果、上記のような事が起きるんですね。ここでポイント。

部屋主がひっぱっていく

これが一番合わせやすいと思います。もちろん部屋主がどんな楽器を使ってるか、などにも寄りますがピアノやバッキングギターなど常に音が鳴ってがちの部屋主の場合はそれに合わせていくのがベターです。

もしも部屋主の場合は「みんなを信じて自分を貫き通す」必要がありますね。これもこれで慣れるまでは大変かもしれません。せっかくのロックなナンバーがいつの間にかバラードになる前に是非こちらを実践してみてください。

それはわかったんだけど、ボーカルで部屋主の場合はどうすればいいの?

一応同じことは言えます。間奏や楽器のソロなどは待つしかないかもですが、歌があるパートはボーカルが自分とメンバーを信じ歌うことも大事だと言えます。少し難しいかもしれませんね。

特にコード譜などを見て演奏する場合なんかは歌詞にコードがついていてコードチェンジのタイミングをボーカルが握っていることもあるので、この場合は同じコード譜を共有し、歌詞通りに歌うのもポイントです。

あとボーカルが部屋主の場合に限らず、ひっぱっていく気質の楽器の方が一人は現れがちなのでそういう人を見抜いてその人に合わせるのがポイントです。ルームの流れを汲んで合わせる。これも音楽スキルの一つだと思いますし、自分を貫くのもまたスキル。ただ貫きすぎには注意も必要ですね♪

補足

ひっぱっていってくれるのはやりやすいんだけど、その方のリズムキープが、、、、なんて場合もありますね。そんな場合は備え付けのメトロノーム機能なんかを提案しても良い結果になりがち。楽しいのが一番だとは思いますが、録音や配信など状況に応じて必要な機能を使いましょう♪

ボーカルさんも頭だけコードを弾くとか弾き語り風にチャレンジしてみてもいいですね。歌しか無理って方は思いもよらぬほど豪華な演奏陣への敬意は心にしっかり持っとくべきだとは思います。楽器隊を道具のように扱うのは絶対に辞めましょう。

いっそスローバラードにする

住んでる場所や回線、原因ははっきりしていなくても、ラグ(遅延)がどうしてもある程度出てしまう場合はあります。

でもせっかく集まったのにセッションしたいようっ

そんなときはスローバラードです。もちろんスローバラードに限らず、テンポを落としてゆっくりやれば合わせられなくはないです。アレンジにしろちょうどよいのがスローバラード。

もともとスローバラードな曲を選択してもいいですし、もともと速い曲を無理やりスローバラードにアレンジしてもいいと思います。

気になるぐらいの遅延がある場合、テンポの速い曲はどうしても難しい。でもゆっくりとした曲ならなんとかなるもんです。ぜひ覚えておくといいでしょう♪

補足

テンポが速くロックな曲もスローバラードにすることでコードの深さが出たり、泣きのメロディになったり、そもそもエモかったりと今まで気づかなかった、見えなかった良さに出会えるかもしれません。

遅延がひどいからと諦めてしまう前にぜひ一度お試しください。

エアリーディング

先ほども軽く触れましたがルームの流れを読むってことがある程度大事だってことがわかりました。演奏中でも同じで、流れを読む=空気を読む=エアリーディングが重要です。

特にSYNCROOM(シンクルーム)環境ではアイコンタクトができません

ドラムさんがかなりの主張でリズムを落としに来ている!なんてのも察知することが出来れば次のパートをみんなで静かなアレンジにして「落ちサビ」のようなことが出来たりします。

曲が無事完走!でもこれ元々フェードアウトの曲だし、どこで終わったらいいかわからない!なんてことも多々。アイコンタクト出来れば簡単だったアレが出来ない!なんて場合も多いので、いっそ「せーの」って声とか「3.2.1」なんてカウントも大事だと思います。

補足

ギターさんが2人参加していて2人がずっと同じストロークでコード弾いててもあまり面白みがありません。もちろん楽しければいいですが、アコギとエレキがいるならコードやバッキングはアコギに譲ってエレキは飛び道具や合間にピロピロやる、とか。これも空気を読むスキルのひとつですね。

コードを弾くにしろエレキならではのハイポジションで弾いたりも出来るし、アルペジオにしてみたりエレキならではの響きを意識するなどしてみるのもいいかもしれませんね♪

SYNCROOM(シンクルーム)のラグ(遅延)との付き合い方まとめ

主に3つに分けてコツや ラグ(遅延)との付き合い方をご紹介しました。他にも「プラグインで自分の音にあえて遅延をつけて送る」など ラグ(遅延)との付き合い方はいろいろありますが特に機材もなく意識だけで改善するかもしれないコツのみ選択しました。

半分ぐらいは音楽を合わせる上で基本みたいなところもありますが、顔が見えない、ネットだからとはいえSYNCROOM(シンクルーム)ではボーカル含め奏者が集まっているわけなのでそれを踏まえて考えるといろんな方法に出会えるかもしれないですね♪

あわせて読みたい